ソニー銀行が2026年7月13日から始める住宅ローンキャンペーンでは、借入額に応じて貯まるANAのマイルが通常の3倍になります。基本の還元は借入額20万円につき100マイルで、年末残高や外貨定期預金からもマイルを積み増せる仕組みです。団体信用生命保険の選択肢が豊富な点や、保証料・繰上返済手数料が無料になる点も、この商品ならではの利点といえます。一方で、通常の住宅ローンより金利がわずかに上乗せされる可能性や、ANAマイレージクラブへの加入が申込条件になっている点は、事前に確認しておきたい注意点です。この記事では、以前からあるスルガ銀行ANA支店の商品や、低金利で知られるネット銀行各社の住宅ローンとも比較しながら、利点と注意点を具体的な数字とともに整理します。数千万円規模で数十年続く契約だからこそ、マイルという特典だけで決めず、金利や団信の中身まで見極める視点が欠かせません。

ソニー銀行の新キャンペーンは2026年7月13日開始で還元マイルが3倍に
ソニー銀行は、全日本空輸(ANA)およびANA Xと共同で、2026年7月13日(月)より「ANAのマイル付き住宅ローン 3倍マイルプレゼントキャンペーン」を実施すると発表しました。ソニー銀行とANA・ANA Xの提携自体は2025年10月から始まっており、今回はその後続キャンペーンという位置づけになります。
「ANAのマイル付き住宅ローン」は、ANA Xがソニー銀行の銀行代理業者として提供する住宅ローン商品です。借入金額に応じてマイルが付与されるほか、住宅ローンの年末残高や外貨定期預金の契約金額によってもマイルを貯めることができます。申込にはANAマイレージクラブおよびSony Bank WALLETへの加入が条件となっており、単に住宅ローンを組むだけでなく、ANAのマイル経済圏に参加していることが前提の商品です。
なお、キャンペーンの具体的な期間や対象となる借入額の上限、申込方法の詳細な手順は、この記事の執筆時点では明記されていません。申し込みを検討する場合は、ソニー銀行またはANAの公式サイトで最新の商品説明書やキャンペーン規約を確認することをおすすめします。
マイル付与は借入額20万円につき100マイルが基本、上限は最大20万マイル
マイルの付与は、住宅ローンの借入額20万円につき100マイルが貯まる仕組みが基本になっています。借入金額が大きくなるほど付与されるマイルも増え、最大100,000マイル、リリース記念キャンペーン期間中は最大200,000マイルが貯まるとされています。
これに加えて、住宅ローンの年末残高に応じたマイル付与や、外貨定期預金の契約金額に応じたマイル付与という複数のマイル獲得ルートが用意されています。単発の借入時特典だけでなく、ローンを継続して返済していく過程でも継続的にマイルが積み上がっていく設計です。
団信のラインアップとAI審査の速さも強みになる
団体信用生命保険については、無料で付帯する「がん団信50」に加えて、有料オプションとして「がん団信100」「3大疾病団信」「生活習慣病団信」といった保障範囲の広い団信を選択できます。住宅ローンは長期にわたる契約であるため、契約者が病気やケガで返済が困難になった際の保障がどこまで手厚いかは、金利差以上に家計への影響が大きい要素になり得ます。
審査・手続き面では、ソニー銀行はAIを活用した自動審査によるスピーディーな回答を売りにしており、繰上返済や金利タイプの変更についても、手数料無料でウェブから手続きできます。保証会社を利用しない仕組みのため、一般的な住宅ローンで発生しがちなローン保証料がかからない点も特徴です。この保証料は借入額や金融機関によっては数十万円規模になることもあるため、諸費用全体を抑えたい人にとっては見逃せないポイントです。
メリットの筆頭は3,000万円借入で45,000マイルに達する還元効率
「ANAのマイル付き住宅ローン」を利用するメリットのうち、最も分かりやすいのはマイル獲得ルートの多さです。借入時のマイル付与だけでなく、年末残高に応じたマイル付与、外貨定期預金によるマイル付与と、複数のタイミングでマイルを積み増せる設計になっています。
仮に3,000万円を借り入れた場合、20万円につき100マイルの基本還元だけで単純計算15,000マイルが付与され、今回のキャンペーンで3倍になれば45,000マイルに相当します。ANAの特典航空券は国内線であれば片道5,000マイル程度から交換可能な区間もあるため、住宅ローンを組んだタイミングでまとまった特典航空券に交換できるだけのマイルが手に入る可能性がある点は、この商品ならではの魅力です。
団信のラインアップの充実も見逃せません。無料付帯のがん団信50に加えて、上位の団信をオプションで選べる点は、家計のリスクヘッジという観点で評価できます。加えて、保証会社を利用しないためローン保証料がかからない点、繰上返済や金利タイプ変更の手数料が無料である点は、長期間にわたる住宅ローンの総支払額を抑える上でプラスに働きます。住宅ローンは金利そのものだけでなく、こうした諸費用の有無が総支払額に大きく影響します。
AIを活用した自動審査や、ウェブ完結での各種手続きは、忙しい共働き世帯や、店舗に出向く時間を確保しにくい利用者にとって利便性が高い要素です。すでにANAマイレージクラブの会員で、ANA便を頻繁に利用する人にとっては、住宅ローンという生活必需の大きな支出そのものがマイル獲得の手段になるため、マイルを貯める効率が単純に上がります。
デメリットは金利上乗せ0.1〜0.2%が及ぼす数十万円規模の差
マイル付き住宅ローンのような特典付き商品では、一定の条件下で通常の住宅ローンよりも金利が0.1%から0.2%程度上乗せされるケースがあるとされています。3,000万円・35年ローンで金利が0.1%違うだけでも、総返済額では数十万円単位の差が生まれることがあります。マイル1マイルあたりの価値は使い方によって変動し、一般的な交換先では1マイル1円から2円程度の価値になることが多く、数万マイル分のメリットが金利上乗せによるコスト増を上回るかどうかは、借入額や返済期間によって変わってきます。
マイルの流動性の低さと加入条件がハードルになる場合も
ANAマイレージクラブおよびSony Bank WALLETへの加入が申込条件になっている点も押さえておく必要があります。すでにANAのマイルを日常的に貯めている人にとっては障壁になりませんが、普段は別の航空会社やポイントサービスを利用している人にとっては、新たに口座やカードを開設する手間が発生します。マイルという特典は現金と違って使い道が航空券やそれに準ずる商品に限定されるため、現金給付や汎用性の高いポイント還元と比べると流動性が低い点もデメリットです。
マイルという分かりやすい特典に注目が集まりやすい一方で、住宅ローン選びで本来重視すべき金利タイプ、団信の保障範囲と上乗せ金利、事務手数料や保証料などの諸費用、繰上返済のしやすさといった要素の比較がおろそかになるリスクもあります。マイルの魅力だけで契約先を決めてしまうと、より有利な条件の住宅ローンを見逃してしまいかねません。
キャンペーンの適用条件や期間が変動する可能性がある点にも注意が必要です。今回の3倍マイルプレゼントキャンペーンも、この記事の時点では詳細な適用条件や終了時期が明記されていません。キャンペーン期間外に申し込んだ場合は通常のマイル付与にとどまるため、申込タイミングによって受け取れる特典に差が出ます。住宅購入というライフイベントの意思決定を、キャンペーンの有無だけで急いで前倒しすることは避けたほうがよいでしょう。
特典航空券は繁忙期や人気路線ほど必要マイル数が多くなったり、希望する日程・区間の座席が取れなかったりすることもあります。マイルを貯めても有効期限内に使い切れなければ価値が目減りしてしまうため、普段からどの程度ANAを利用する予定があるか、家族での旅行計画があるかといった、自身のライフスタイルに照らした検討が欠かせません。
スルガ銀行ANA支店との比較ではマイル付与のタイミング設計に違い
マイルが貯まる住宅ローンは、ソニー銀行の商品が初めてというわけではありません。スルガ銀行ANA支店でも、以前から「マイル付き住宅ローン」を提供しています。両者を比較すると、それぞれのマイル付与の設計に明確な違いがあります。
スルガ銀行ANA支店のマイル付き住宅ローンは、固定金利選択型(3年・5年)と変動金利型(年2回金利を見直し、5年間は返済額が一定になるタイプ)の2種類が用意されています。マイルの付与方法は、借入残高に応じて契約から10年間にわたってマイルがプレゼントされる仕組みで、単発の借入時特典ではなく、長期間にわたってコツコツとマイルが貯まっていく設計です。
これに対して、ソニー銀行の商品は借入額20万円につき100マイルという借入時のマイル付与に加え、年末残高や外貨定期預金でもマイルが貯まる、複数のマイル獲得ルートが特徴です。AIによる自動審査のスピード感や、保証料無料、繰上返済・金利タイプ変更の手数料無料といった、ネット銀行らしい利便性・コスト面での訴求が強い点も、スルガ銀行の商品との違いといえるでしょう。
| 比較項目 | ソニー銀行 | スルガ銀行ANA支店 |
|---|---|---|
| マイル付与の基本 | 借入額20万円につき100マイル | 借入残高に応じて10年間付与 |
| 金利タイプ | 変動・固定(ウェブで変更可) | 固定金利選択型・変動金利型 |
| 保証料 | 無料(保証会社不使用) | 商品による |
| 審査方式 | AIによる自動審査 | 通常の対面・書面審査を含む |
借入額や返済期間、重視するポイントによって、どちらが有利かは変わってきます。マイル付き住宅ローンを検討する際は、片方だけでなく両方の商品概要・金利・団信条件を並べて比較することをおすすめします。
一般的なネット銀行との比較では金利0.3%前後との差が焦点に
2026年時点では、住信SBIネット銀行やauじぶん銀行、PayPay銀行といったネット銀行各社が変動金利で年0.3%前後という低金利帯で横並びの競争をしており、事務手数料も借入額の2.2%程度で統一されている銀行が多い状況です。こうした低金利・低コストのネット銀行と比較した場合、マイル付き住宅ローンにわずかでも金利の上乗せがあるとすれば、その差は無視できない金額になる可能性があります。
住宅ローン選びの基本的な考え方として、これから金利が上昇していく局面では固定金利型、金利が下がっていく局面では変動金利型を選ぶという判断軸があります。マイル付き住宅ローンを選ぶ場合も、この判断軸は変わりません。マイルという特典はあくまで上乗せの魅力であり、自分たちの返済計画やライフプランに合った金利タイプ・返済期間を選ぶという基本を忘れないことが重要です。
団信についても、銀行ごとに保障内容や上乗せ金利が大きく異なります。がんと診断された時点で保障が発動するのか、所定の状態が一定期間継続した場合に発動するのかといった条件面の違いが、いざという時の家計への影響を大きく左右します。マイル付き住宅ローンを検討する際も、団信の保障範囲・発動条件を他行と比較したうえで判断することが望ましいといえます。
住宅ローンは元本と利息だけでなく、保証料、融資事務手数料、登記費用などの諸費用が発生します。マイル付き住宅ローンのようにマイルという特典が加わる商品では、目先の特典に気を取られがちですが、最終的には総返済額と諸費用の合計で他の住宅ローンと比較し、その差額とマイルの価値を比べて判断するのが合理的です。
向いているのはANA便を日常的に利用する世帯
すでにANAマイレージクラブの会員で、日常的にANA便を利用している、あるいは今後も家族旅行や出張でANAを使う予定がある人にとって、この商品を検討する価値は高いといえます。マイルを無理なく使い切れる見込みがある人にとっては、住宅ローンという大きな支出がマイル獲得の機会になる点は純粋なメリットになります。
ソニー銀行のようなネット銀行の利便性を重視する人にも向いています。住宅ローンの保証料を抑えたい、諸費用をできるだけ圧縮したいと考えている人にとっても、保証会社を利用しない仕組みは相性が良いといえます。
一方で、普段ANA以外の航空会社や別のポイント経済圏をメインに使っている人、とにかく総返済額を1円でも抑えたい人にとっては、金利面での上乗せの有無や他行の低金利商品との比較を慎重に行ったうえで判断すべきです。マイルという特典に価値を感じない、あるいは使い切れる自信がないという場合は、無理にこの商品にこだわらず、金利や諸費用の面で最も条件の良い住宅ローンを選ぶほうが合理的な場合もあります。
マイルの価値は使い道で1マイル0.5円から15円まで変動する
住宅ローンで貯まるマイルが実際にどれくらいの価値を持つのかも、判断するうえで欠かせない視点です。一般的にANAマイルは1マイル2円程度の価値があるとされますが、実際の価値は使い道によって大きく変動します。
特典航空券に交換する場合、国内線であれば1マイルあたり1.5円から4円程度の価値になり、国際線のビジネスクラスやファーストクラスに交換した場合はさらに価値が跳ね上がり、路線によっては1マイルが4円から15円相当になるケースもあります。一方で、ANA SKYコインへの交換やホテル・レンタカー予約への充当は1マイル1円相当、提携ポイントへの交換ではさらに価値が下がり、1マイルあたり0.5円から1円程度にとどまることが多いとされています。
| 交換先 | 1マイルあたりの目安価値 |
|---|---|
| 国際線ビジネス・ファーストクラス特典航空券 | 4円〜15円程度 |
| 国内線特典航空券 | 1.5円〜4円程度 |
| ANA SKYコイン・ホテル・レンタカー | 1円程度 |
| 提携ポイントへの交換 | 0.5円〜1円程度 |
住宅ローンで貯めたマイルを国際線の上級クラス特典航空券に交換できれば、金利上乗せ分のデメリットを大きく上回るリターンになる可能性があります。逆に、マイルを使い切れずに失効させてしまったり、価値の低い交換先しか利用しなかったりすると、マイルという特典の実質的なメリットは目減りします。自分たちが将来どのような形でマイルを使う予定があるか、具体的にイメージしておくことが、特典を最大限に活かす鍵になります。
マイル失効は最後の獲得月から36カ月後が基準
デメリットで触れたマイルを使い切れるかという点について、もう少し具体的に補足します。ANAマイルの有効期限は、最後にマイルを獲得した月から数えて36カ月後の月末までです。2026年7月に住宅ローンの借入や年末残高でマイルが積算された場合、そのマイルは2029年7月末が失効の目安となります。
住宅ローンは契約から数年、数十年にわたって年末残高に応じたマイルが積み増されていく設計になっているため、毎年新たにマイルが加算される限りは有効期限がリセットされ続け、実質的に失効しにくい状態を維持できる可能性があります。ただし、繰上返済によって早期に完済してしまった場合や、途中でマイルの積算が止まった場合は、その時点から36カ月のカウントダウンが始まる点に注意が必要です。
ANAの上級会員であるダイヤモンドサービスメンバーである期間中や、生涯マイル数が100万マイルに達したミリオンマイラーになった場合は、マイルの有効期限が無期限になる特例もあります。日常的にANAを頻繁に利用する人であれば、こうした上位ステータスの獲得もあわせて視野に入れることで、住宅ローンで貯めたマイルをより安心して使い切れる環境を整えられます。
外貨定期預金でもマイルが貯まるが100万円未満は対象外
「ANAのマイル付き住宅ローン」の関連商品として、ソニー銀行は「ANAマイル付き外貨定期預金」も提供しています。住宅ローンの年末残高だけでなく、外貨定期預金の契約によってもマイルを積み増せる仕組みで、住宅ローン利用者があわせて活用しやすいサービスです。
この外貨定期預金は、ANAマイレージクラブまたはSony Bank WALLETを保有している人が対象で、外貨預金残高と投資信託残高の合計が100万円未満の場合はマイルが付与されないなど、一定の利用条件が設定されています。マイルは満期後、満期を迎えた月の翌月に付与される仕組みで、預け入れる通貨・期間・金額によって獲得できるマイル数が変動します。対象通貨は12通貨とされていますが、ブラジルレアルは対象外となっている点には注意が必要です。
外貨預金は為替変動によって元本割れのリスクがある点も踏まえたうえで、住宅ローンのマイル特典とあわせて総合的にマイルを貯めていきたい人にとっては、選択肢のひとつとして検討する価値があります。ただし、あくまで住宅ローン本体の条件である金利・団信・諸費用を優先して比較したうえで、外貨定期預金の活用は余裕資金の範囲で検討するのが望ましいでしょう。
住宅ローン控除は年末残高の0.7%、最大13年間で変わらず適用
住宅ローンを選ぶ際には、マイルなどの特典だけでなく住宅ローン控除という税制上のメリットもあわせて検討する必要があります。住宅ローン控除は、年末時点でのローン残高の0.7%が所得税・住民税から最大13年間にわたって控除される制度です。2026年度の税制改正では、適用期間が2026年1月1日から2030年12月31日までの5年間延長されたほか、省エネ性能に応じた優遇や中古住宅の優遇拡充も行われています。子育て世帯・若者夫婦世帯が長期優良住宅などに入居した場合は、年間最大35万円、13年間で合計455万円程度の控除が受けられるケースもあります。
住宅ローン控除はローンの種類を問わず、年末残高に応じて一定の要件を満たせば適用される制度であり、「ANAのマイル付き住宅ローン」を選んだからといって控除額が変わるわけではありません。マイルという特典は住宅ローン控除とは別枠のメリットとして上乗せされるものと理解しておくとよいでしょう。逆に言えば、マイル付き住宅ローンを選んだことで、金利や団信の条件が原因で総支払額が増えてしまうと、住宅ローン控除で得られる節税効果の一部が相殺されてしまう可能性もあります。マイル特典と控除額、双方を含めた実質的な負担額で他の住宅ローンと比較する視点を持つことが望ましいといえます。
申込前に確認すべきはキャンペーン期間と金利シミュレーションの2点
実際に「ANAのマイル付き住宅ローン」への申込を検討する場合、いくつかの点を事前に確認しておく必要があります。まず、今回の3倍マイルキャンペーンの正確な適用期間と条件です。いつからいつまでの申込・借入が対象になるのか、借入額の上限や下限があるのか、他のキャンペーンとの併用ができるのかといった点は、ソニー銀行やANAの公式サイトに掲載される商品説明書やキャンペーン規約で確認しましょう。
次に、実際に適用される金利です。マイル付き特典がある分、通常の住宅ローンと比べて金利面でどの程度の差があるのか、変動金利・固定金利それぞれのプランでシミュレーションを行い、総返済額を試算した上で比較することが重要です。団信の保障内容と、それに伴う金利上乗せの有無も確認しておきたいポイントです。無料付帯のがん団信50で十分と考えるか、有料オプションで手厚い団信を追加するかによって、月々の返済額や総支払額が変わってきます。家族構成や他の生命保険への加入状況も踏まえて検討するとよいでしょう。
最後に、ANAマイレージクラブおよびSony Bank WALLETへの加入手続きについても、事前にどのような手順が必要か確認しておくとスムーズです。住宅ローンの契約自体は大きな決断であるため、申込直前になって慌てないよう、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることをおすすめします。
マイルと金利、団信を天秤にかけた結論
2026年7月13日から始まる「ANAのマイル付き住宅ローン 3倍マイルプレゼントキャンペーン」は、ソニー銀行とANA・ANA Xが共同で提供する住宅ローンに、通常の3倍のマイル付与という特典を上乗せするものです。借入額20万円につき100マイルという基本の還元に加え、年末残高や外貨定期預金でもマイルが貯まる仕組みは、ANAのマイルを積極的に活用したい人にとって魅力的な内容です。無料付帯のがん団信50をはじめとした団信の充実、保証料無料、繰上返済・金利タイプ変更の手数料無料といった諸費用面のメリットもあわせ持っています。
一方で、金利面での上乗せの可能性や、マイレージクラブ加入という前提条件、マイルという特典自体の流動性の低さは、デメリットとして押さえておくべきポイントです。以前から存在するスルガ銀行ANA支店のマイル付き住宅ローンや、低金利を売りにするネット銀行各社の住宅ローンとも比較したうえで、総返済額とマイルの価値を天秤にかけて判断することが望ましいといえます。
住宅ローンは数十年単位で家計に影響を与える大きな契約です。マイルという分かりやすい特典に惹かれつつも、金利タイプ、団信の保障内容、諸費用といった住宅ローン選びの基本を押さえたうえで、自分たちのライフスタイルや資金計画に合った選択をすることが、結果的に満足度の高い住宅ローン選びにつながります。今回のキャンペーンを機にマイル付き住宅ローンに関心を持った人は、まず公式サイトで最新の金利や条件を確認し、他の住宅ローンともしっかり比較したうえで申込を検討してみてください。
住宅購入は多くの人にとって人生で一度あるかどうかの大きな買い物です。だからこそ、目先の特典だけでなく、金利タイプ、団信の保障内容、諸費用、そして住宅ローン控除まで含めた総支払額を冷静に見極める姿勢が欠かせません。「ANAのマイル付き住宅ローン」は、その条件をきちんと比較したうえで選ぶのであれば、マイルという形で日々の生活に旅の楽しみを添えてくれる、数ある住宅ローンの中でも個性的な選択肢のひとつになるでしょう。









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